【覆面6】Eブロック感想

ネタバレ至上主義。
読み違え等は笑って許してください。



続きにたたんでおきます。




E01 生きてさえいれば

( ;∀;) イイハナシダナーで終わるのかと思ったら、まさかのー!
でも、んん? お父さんの、同人誌……? 途中まで読んでいた……?
私たち参加者が読んでいたのも、途中までお父さんの同人誌だったのでしょうか?
もしそうだとしたら、ファンタジーな内容に反して救急車、サイレンなどが出てくるのもうなずけるかもしれません。
現実はそう上手くはいかないよ、と言われているようで切ない終わりでした。


E02 キドニーパイをひとくち

これを読んだのが深夜二時。完全なる飯テロにお腹が!! キドニーパイ食べたい。
出てくる料理はことごとく美味しそうだし、パーティの喧騒は楽しげですね。奥様超いい人。
リネットの迷い、分かるな~。現実の仕事もそうですよね。今より好条件の仕事があっても、愛着やら何やらで躊躇っちゃうこと、ありますよね。
ロンドンへ行って、またお屋敷に戻ってくればいいんじゃないかなぁなんて、思いました。そういうのはダメですか、リネットさん。
もちろん、さらなる高みへと進んだキドニーパイを引っ提げて笑


E03 火を目指して飛んでいけ

TLを賑わせていた方言ってこれのことか!
中身は結構シリアスというか、思春期あるあるの悩みが中心ですが、どことなく優しい雰囲気を感じました。私はずっと東京なので方言に馴染みがなく、なんかこの空気感いいなぁと作品とは全然関係ない感想w
病気だからってずるい、と言いつつその辛さもきちんと理解している。そうなんだよね~。分かってるけどできない。あるよね。中学二年生なら、自分だって構って欲しいもんね。
でも、二人はこれからもずっと仲良しでいられそうですね。最後謝ることができてよかった!


E04 酔夢春秋

踊るような文章にぐぐっと引きこまれて最後まで一気に読み終えてしまいました。
太郎坊が来たときの喜びようが本当に可愛い。眼が潤んじゃってるよ! チラ見してるよ!! ひぃ~、可愛すぎる><
自然豊かで瑞々しい描写が楽しい反面、天狗が過去を忘れてしまっている、という設定が悲しいですね。
過去にも里の子と遊んだことがあるにもかかわらず、その死を悼むことすらできない。
楽しげな今と、悲しい(とすら天狗は思っていない)別れの落差が非常に印象的でした。


E05 グラスキャンドルライト

主人公がトゲトゲあたっているときにせめて弁解のひとつでも言えばいいのに、こいつはー! とプリプリしてたのですが、歌は反則ですよ! タクはシャイボーイですね。これでぐっと来ない人はいないと思うのですよ…! しかもそれがいまだ忘れられない人であればなおのことです。
で、最後は本当に連絡来て嬉し泣きなのか、やっぱり来てなくて涙したのか……「元カレ」と言っているあたり、後者なのかなぁ。でもそれだとすっごい切ない……。


E06 ことのはに

飯テロ再び!!笑 鯖の味噌煮食べたくなっちゃった。
女将さんの「言葉に火を通す」って台詞、良いですね。抽象的なんだけど、すごくイメージしやすい。
実際、コミュニケーションが雑になってしまうことってよくあると思います。浮足立った気持ちも薄れて、仕事が忙しくなれば特にそうなってきますよね。
私もそんなときは、女将さんの言葉を思い出したいと思います。


E07 暁の女神と黄金の悪魔(※注)

かっこいい! そしてそこはかとなく漂う耽美的な雰囲気……。
皇女はさながらジャンヌ・ダルクのように人々を奮い立たせたのでしょう。国のため演じる気高い女神の顔の裏、こっそり涙する姿が愛おしいです。そりゃ怖いよね、だって自分弱いんだもんね……。
許嫁との再会から怒涛の展開でしたが、二人は王族という呪縛から逃れ、共に幸せな人生を歩めたのですね。
ていうかそこに至るまでを長編化希望です!!


E08 女神は灰の夢を見る‏

不思議なお話でした。S女史みたいな性格の人は普通にいそう。そしてプログラマーくん頑張れである/(^o^)\
私もたまにディレクターに掴みかかっているよ!笑
女神様ことS女史、比喩でもなんでもなく心臓の代わりに炎が燃えているんですよね? 淡々とした語り口で進んで、とんでもない事実も淡々と受け入れている主人公はすごい。
ぜんぶS女史の夢でしたーってオチが隠れていたりして(してません)


E09 The Phantom Circus, Fire Funeral

ファントムサーカスを彩る芸人たちは、皆死者なのですね。
このお話自体も、奇術めいていて不思議な感覚で読んでました。
火事で救えなかった相棒、その愛妻、ほか大勢の人たちに見送られるディックの姿がせつねえええ!
これが全部走馬灯、つまり空想ではなくディックの身に実際起こったことなのだから、すごい人生だったんだなぁと。
孫は夢の中でまたおじいちゃんに会えるかな? 会えるといいな。
私も祖父が死んだときはマジ何日も泣いた。ファントムサーカスに招待してくれんかのう……。


E10 朱樂院家の焼失

女の嫉妬って怖いよね!!(涙目)
実の娘に拒否られたお母さん可哀想。しかも火箸で抵抗されるとか死にたくもなるわな~。
理弌さん、ぶつかった言うてるのに「火箸を押し付けた」って表現してて震える。よっぽど蓉子が嫌いなんですねww
助かったし一緒に暮らせるしでハッピーエンドだと思ったんだけど、共依存手前くらいまで来てそうな二人に、この先を案じずにはいられない私です。
この作品の雰囲気すごく好みなんですが、端々に薄ら寒いものを感じるのは何なんだろう……やはり、前述した理弌さんの脳内変換のせいか。

全然関係ないけど『電気式華憐情愛歌』の最後のサビがずっと頭を回ってた/(^o^)\


E11 種火

まさに「種火」ですね。
池田屋事件、物語としては『竜馬がゆく』で志士視点で読んだので、新選組側からは新鮮でした(洒落じゃないよ)
人物の行動や情景が丁寧に描写されているので、緊張が伝わってくるようで。浮足立った日常の中、沈み込むような新選組の面々が印象的でした。
調べたら、古高の拷問やばいっすわ……足に釘打って貫通したところにろうそく立てるとか、池田屋事件の凄惨さも含めて、人を人と思わなくなった時点で人間終わりよの。


E12 プロメテウスの崖

E11からのこれで、人間今も昔もあまり変わってないな! と唸る。
まるで短編映画を見ているような、そんな不思議な感覚でした。窓から流れていってしまう思いでの品々を見送るだけの唯の姿が鮮やかに想像できて、ちょっと切なくなる。
と、そんな静謐な雰囲気から一転、戦闘開始で一気に物語の温度感が高まってうわあああかっけええええってなりました。

>もし原油価格…その想像力と感受性を私は信じない。

この一文がすごく好き。

コメント一覧

  1. 藤原湾 より:
     こんにちは、覆面作家企画6でお世話になりました。E11を書いた藤原湾です。
     拙作にご感想を書いていただき、ありがとうございました!

     洒落、を理解したら、思わず笑ってしまいました。力を入れて書いたところなので、緊張を感じて頂けて嬉しいです。古高の拷問は調べている間、気持ちが落ち込んでしまいました……。主人公が拷問担当者じゃなくて良かったです。
     拙作への感想ではありませんが、E12の「E11からのこれで、人間今も昔もあまり変わってないな! と唸る。」に順番決めたの、ネジ子さんご本人ですよ!と突っ込んでしまいました。面白かったです。

     そして、大企画の運営、お疲れ様でした&ありがとうございました。
    • ネジ子 より:
      こんにちは!
      私の方こそいつもお世話になっております!
      コメントありがとうございますううう(*´∀`)

      こんな緊張感あるかっこいい小説に洒落まがいの感想つけてすみません笑
      お祭りでそわぁとしてる群衆と、「これから何が起こる?」と神経尖らせてる新選組との対比が本当に鮮やかでした。
      日本の拷問って結構エグいの多いですよね。石抱とか考えた人嗜虐的すぎてついていけません…。


      >順番決めたの、ネジ子さんご本人ですよ!と

      そうでした!笑


      今回もご参加くださりありがとうございました。
      SR企画の方でもよろしくお願いいたします!

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