【感想】オンライン小説スタンプラリー

def_imp

2月いっぱいで掲示板がリンク切れ予定とのことでしたので、投稿した感想を転載します。ツイッターで流したものは除外しています。
主催のenuさん、楽しい企画をありがとうございました!

企画サイトはこちら




★いのりはいつか

「いのりはいつか」拝読しました。

コミカルな部分もありながら、主人公たちの境遇に妥協がない…私の大好きなカホリさんの世界観でした!

勇者というのはなんだか、不憫だなぁと思います。
この作品に限ったことではなく、失敗した勇者は世界にとって価値はないんですね。。。

萌さんは仲間の勇者たちが死んでいくのをどんな気持ちで看取ったのかなと考えると、切ない気持ちになります。
私も神父様と同じ祈りを捧げたいです。
どうか娘さんとの暮らしが「幸せだった」と言えるものになればと思いました。

しかし、顔だけは良いんですね、魔王w
もしかしたら魔王は勇者のえげつない事情を知っていて、彼なりのやり方で解放してあげたのかなぁとか、そんな妄想。


素敵な物語をありがとうございました!


★八月三十一日シリーズ

そういえば、夕さりて夏を恋うと夏祭り8は同じお題で同日開催という奇跡が起こったんですよね。



小学生も最近は進んでいますよね(突然)

同じ日を過ごしているのではなく、実は一年後の同じ日付に飛んでいる――という設定が新鮮で面白かったです。
「2✕10」とかは何を掛け算してるんだろうって思ってたのですが、翔太と似たようなタイミングではたと気づきました笑
この神かくしを起こしているのは果たしてあの男なのか、それともまた別の黒幕がいるのか、残された謎が気になります。
その辺りが今後どのように明かされていくのか楽しみです!

で、翔太の話だけを読むと死による解放という暗いラストですが、一転、夏歩のターンで実は助かっていたと分かって安心しました。
しかも彼がさいごに聞いた声が幻聴でもなんでもなく、実際にかけられたものだというのも良かったです。
生存エンドで俺歓喜ですが、彼はまだ小学生のまま。その溝を二人がどうやって埋めていくのか。
どうしても違和感は拭えないと思うし、たとえ超克しても翔太の精神年齢が実年齢に追い付いていないのは如何ともし難いかもしれない。
神かくしから帰って来た、わーい!で終わらないところが、非常にもどかしいです。


素敵な話をありがとうございました!


★八月三十一日シリーズ02

以前の感想でこの現象を「神かくし」と表現しましたが、またちょっと違いましたね。
蓋を開けてみれば、大人のエゴの犠牲になった子どもたちが残されたという、悲しい事件でした。
晃は狂人かと思いましたが、留奥に諭されて自首したあたり、根は善人なんだろうなと感じました。
ああ言われて、完全に図星さされて。
もし頑なに自己を正当化した場合、純粋な子どもの王国とは「彼らを悪しき大人から救ってやった」という優越感を得るための行動だったと認めてしまうことになるでしょう。やはり自分のことしか考えてないエゴイストなのだ、というレッテルは免れません。少なくとも私はそう考えたと思います。
善意のベクトルを間違えてしまったのが切ないですね。
結局自分も子どもを捕食するだけの大人になっていたという皮肉が痛烈です。

また、留奥が子どもたちを探す理由となった(であろう)過去の事件も現実によくあることで、余計に胸を締め付けられました。


と、真面目な感想のあとになんですが…
「ベラドゥーム」は美容業界に衝撃を与えそうだなぁと思いました笑
そんな使い方ができるか不明ですが、「驚異のアンチエイジング物質「ベラドゥーム」配合!」みたいな売り文句がついたスプレーが流行りそうだなーってww


★まもってあげたい

現代恋愛with歳の差・身分差という、普段だったら読まないジャンルだけに面白かったです。

とにかくこの二人はどーして、こうもすれ違うのか笑
どちらか一方ではなく、交互に二人の心情が語られていくので読者からすればもどかしさ倍増仕上げ。
そりゃー思い込みってやつだよ、大丈夫当たっても砕けないよ告っちまえよ、と何度思ったことかw
それだけに終盤で両想いであることが当人たちにも分かり、一緒に頑張っていこう的流れになったのはスッキリ爽快でした(という言い方が適切かは分かりませんが…)

二人のことをお祖父さんが心配するのも頷けますね。
中館氏とはどういう関係があるのかも気になるところです(利害?信頼?)
エレベーターのシーンから手段は選ばないタイプかしら?と感じたので、そんな彼を大事な孫娘と後継者にけしかけたというのは、かなり深い関係があったのではないかなと推測してます。
まあ、彼女大好き~な一面を見るに単純に良い人なのかもしれませんがw
この辺りは続編で明かされるのでしょうか。期待です!


雑多な感想になってしまいましたが、楽しく拝読しました。
素敵なお話をありがとうございました!



★宮廷魔術師が王国の窮地を救うこと

魔法薬じゃNEEEEE!
と、突っ込まざるをえない笑
石鹸、指輪がハマって抜けなくなったときは私もお世話になりました。

ベインは移住しようかな~って思ってるみたいですが、この国が性に合っているんじゃないかなと思いました。
王冠に指を突っ込む王様が治める国、愉快そうですw
石鹸作りも結構ノリノリですよね!

戻ったガーネットから伝えられた儀式(?)に、周囲がどんな反応をしたのか気になります。
私も一緒にのぞかせてほしいです。


ネズミの国を失ったらどこで夢を~の下り、もしかしてその国はディズnおっと誰か来たようだ。



楽しいお話をありがとうございました!



★聖なる恩寵、あるいは

これはだいぶ美味しい設定・展開……完全なるネジ子ほいほいです。

厳しい情勢が語られる中、払われた犠牲の最後に「そして彼らを率いた乙女が一人。」とぽつりと寂しく呟かれたようで。
はて、乙女とは?と思って読み進めていくと、なるほどこれは確かに聖女様……!
フィリアの最後の演説は、ただの読者たる私の胸にもぐっと響いて、ちょっと目頭が熱くなりました。
「踏み止まる一秒一秒が…贈られるのです。」この一文が特に好きです。
これが当事者として戦に参加している戦士たちならば、その力強さや神々しさは一段と頼もしく、そして美しく感じられたのだと思います。
民衆にとっては彼女こそまさに「隣に立ち勇気を支えて」くれる存在だったのではないかなと。

そして後半、悲嘆にくれるジル少年の喪失感がとても痛ましいです。
守るべき存在、その傍らに在りながら守りきれなかった自分。自責と後悔、そして届くことの叶わない愛情を抱えて、押しつぶされそうになっていたと思います。そこにあんなこと言われたら、断る理由もないですよね。
彼の「待つ」という選択肢がどのような結末をもたらすのか、知りたいと思いつつも、少し恐ろしく感じました。
タイトルが「聖なる恩寵」で終わらないので、何かしらの波乱がありそうで……。
「誓いが偽りだった」と判断されるケースは、彼が他の女性に心奪われること、愛が淫らな欲望に汚されること、とかかな…?
ほかにもありそうですが、結構厳しそうだなーと!
彼が化け物になってしまわぬことを切に願います。


これは長編の一部?スピンオフ?的な立ち位置だとツイートしていらしたと記憶しているので、長編化楽しみにしていますw

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。